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2020/09/01 10:25

私の住んでいる石垣島は小さな島なので、ゴミさえも島内では完結しなかったり、する。

ゴミの問題もかなり深刻で。

そんな中で"月桃TALLOW SOAP"とネーミングした石鹸を2018年から販売しています。



和名で石垣島牛脂石鹸とも書いていて、その名の通り牛脂を原材料とした石鹸。

実は、石鹸の原材料の中で言うと牛脂はそれほど珍しくもないんだけど、牛脂を大々的に謳っている商品が少ないので、びっくりされる方も。

けど、当然牛脂の化粧品だけにポジティブな反応ばかりではなくて、牛脂とゆう文字を見て、手に取った商品を置いてしまうお客さまも多いらしく、販売店からも牛脂の表記をなんとか変えても良いだろうかと打診された事もある程。

なぜそんなリスクを背負ってまで牛脂とゆう名前に拘ったのか

牛脂の石鹸、動物性でどうなんだろう?って思うけど、本当にしっとりとした洗い上がりで肌にも良いの。まず、ただ単に、使用感が良い。それは石鹸を作るにあたって大前提で。

それもそのはず、牛脂の保湿力は植物油のそれより1.5%も高いらしい。

コールドプロセス法とゆう手法を用いて、3ヶ月とゆう熟成期間を経て牛脂はグリセリンとゆう保湿成分に変わるのです。

そしてここからが本題で、今の石垣島の牛脂って、市の税金で処理代を払って棄てているんだそう。

工場の社長のお話によると、その昔牛脂は棄てる前に貰って、精製して、石鹸の原料として使えていたのだそう。 

しかし、ある時から行政の手が入るようになって、貰えていた牛脂も貰えなくなり、精製を委託していた別の工場(これも、施設に委託する事で雇用を増やしたりしていた)にお願いする事も出来なくなり、今石鹸に使用出来てる石垣島の牛脂は一部だそう。

えーーーーー!!!もったいない!なんてもったいない!!

ゴミになる牛脂が石鹸や食品に生まれ変わり、市のゴミも減れば喜ぶお客さんもいて、更に雇用を作れる。

それを税金で処理してるからって。。。モヤモヤ。。

そうなったら、もう、石垣島産100%の牛脂で石鹸が作りたい!

元々は、クレイやクチャを配合したオリジナリティの高い石鹸が作りたかったんです。

けど、この経緯を聞いた後、構想していたものは一旦全部やめて、一番シンプルな工場のオリジナル石鹸をあえてそのまま『牛脂石鹸』として販売することにしたのです。

販売を始めて約一年

お陰さまで、しっとりすべすべな洗い上がりを気に入ってリピートして頂ける事も増えて来ました。

石鹸一つで顔も体も優しく洗い上げてくれるのも嬉しい特徴の一つで、石鹸特有の洗い上がりがつっぱる感じがないのです。

あの、「洗いすぎちゃった」みたいな感覚が苦手で石鹸を使わない派の方にも是非使ってみて欲しいのです。

そして、石油系の界面活性剤や人工香料非使用で、成分分解がちゃんと出来るのも嬉しいポイント。海の家やアウトドアで下水の整っていない場所でも、自然に掛ける負荷が少なくなります。

香りは、石垣島でグリーンベルトとして育てられて抽出される月桃に、心が落ち着くウッディな香りをブレンドしました。自然な香りの泡に包まれるって気持ち良い。

そして実は石垣島牛脂石鹸って書いてあるけど、今はまだ、100%ではないの。

使ってくださった方々の「良かった!」の声を基に、石垣島の畜産廃棄の問題にも取り組んでいきたいと考えています。考えれば考える程、きっと行政を動かすしか方法はないとゆう行き止まりに打ち当たっていて。

石垣島産牛脂100%を目指して、体にも、心にも、石垣島の環境にも優しくありたい。

そんな願いを込めた石鹸です。

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